弁護士コラム

資産・負債の一覧表の利用方法column

2014.03.20
Q:前回の資産・負債の一覧表を使って何をするのですか。

A:この資産・負債一覧表に基づいて、まず、換価価値の高い流動資産に着目して、例えば、商品の引揚げ、売掛金、受取手形の譲受け等を行います。
次に、固定資産の中でも不動産に着目します。既に他の債権者が担保権取得済みであることがほとんどですが、無担保債権者よりは有利な立場に立てるのでその担保取得を検討します。
その他、敷金や入居保証金、自動車等の担保取得を検討します。
そして、取引先の代表者の個人資産の担保取得も検討します。担保の取り方としては、不動産なら抵当権、代位弁済契約、動産なら譲渡担保、債権なら譲渡担保あるいは質権が一般的です。

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