弁護士コラム

遺言書column

2015.06.03

Q:子供たち兄弟姉妹は仲が良いので、相続トラブルにはならないと思うのですが、それでも注意すべきことがありますか。
A:確かに、相続トラブルとは無縁のケースが多いと思います。しかし、様々な要因により相続トラブルになることがあります。①相続人間の経済的格差、②親の介護をする相続人と介護をしない相続人の間での意見の対立、③親と同居している相続人と別居している相続人との情報の偏在による誤解や疑念に基づく対立等の要因により相続トラブルは起こり得ます。
相続トラブルはないに越したことはありませんが、これを予防するための選択肢の1つとして、遺言の作成があります。この遺言の作成は心身共に元気なうちに作成しておくことが重要です。

弁護士 田中宏幸

06-6630-3005