弁護士コラム

難波の弁護士Q&A、債権の管理column

2013.10.21

Q1:売掛金の回収に備えて、事前にしておくべきことはありますか。

A 1.まず、取引先との間で取引に関する基本契約書を締結すること。
  2.また、与信管理をはっきりさせておくこと。
  3.与信額は、一定期間内(例えば半年毎)に見直すことも必要です。
  4.売掛金の回収・管理を毎月きちんとすること。
  5.取引先の経営内容、資産状況を把握すること。
  6.会社の登記簿謄本や、不動産の登記簿謄本を入手して、社歴や役員等の事実関係及び担保状況を確認することは、容易にできますし、重要なことです。

Q2:与信管理とはどういうことですか。

A 与信とは、取引先に対する債権が資金化されるまでの枠を金額であらわしたものを言います。したがって、通常は売掛金と受 取手形の残高の合計となります。
  取引先に対して、無制限に商品を出荷して、入金のないまま取引先が倒産すれば、自分にとっても影響が大きすぎるので、一定額までくれば資金化されるまでの間出荷をストップする必要があります。
  このように取引先の信用度を金額的にあらわしたものが与信です。

大阪・難波の法律事務所
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弁護士 田中宏幸

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