Q 自賠責保険の後遺障害の等級認定で、後遺障害が残っているにもかかわらず、「非該当」とされた場合は、後遺障害慰謝料は認められないのでしょうか。
A 後遺障害の等級認定が「非該当」の場合は、後遺障害慰謝料が認められないのが原則です。
但し、まれに、裁判例では、後遺障害の等級認定がなされず、「非該当」になった場合でも、後遺障害慰謝料が認定されているケースもありますし、認定された等級に対応する慰謝料額を上回わる認定がなされたケースもあります。
このような場合、示談交渉では損保会社は後遺障害慰謝料を了解しませんので、訴訟をする必要があります。
訴訟で後遺障害が認められるためには、それなりの証拠が必要になってきます。
弁護士 田中宏幸