Q:遺産分割の調停申立の際に必要な資料として何がありますか。
A:典型的な資料としては、
①法定相続人を特定するための戸籍類
②不動産を特定するための不動産の全部事項証明書(従来の不動産登記簿謄本)
③不動産の評価額の資料としての固定資産評価証明書
④預貯金通帳、預貯金の残高証明書
⑤生命保険などの保険金を示す保険証券
⑥その他、遺産を特定する資料、遺産の評価額を示す資料
があります。
これらの資料は、家庭裁判所用と調停申立の相手方用(申立人以外の法定相続人全員)の部数のコピーを家庭裁判所に提出します。法定相続人が多いときは、この資料でもかなりの分量になってくるでしょう。
弁護士 田中宏幸